失敗すると大変!医学部受験における理科の選択について

医学部受験における理科の選択について

医学部の試験は理科の科目が必ず出題されます。
とはいっても化学・物理・生物の3つなんですが、その中から1つか2つ選んで受験するのが一般的です。
でも、どの科目を選んだらいいのか悩んじゃいますよね(私も迷いました)。

もちろん自分の得意科目から選ぶのがおすすめですが、それが必ず最適とも限らないです。
じゃあ、どの科目がいいんでしょうか?

もし科目で悩んだ時は、以下の解説を参考に選んでみてください!

強いていうなら化学+物理がちょっと有利

もし科目選びで迷った時は、化学と物理にしましょう。
生物も悪くはないですけど、この組み合わせが一番よかったりします。
この科目が得意な人なら問題ないかもしれませんが、逆に苦手ならしっかり勉強しましょう!

でも、どうして有利なのか気になりませんか?その理由は暗記量にあります。
生物は、基本的に暗記が物を言う科目なので、暗記が得意な人なら得点を取りやすい科目です。
暗記量が非常に多くて、時間がかかってしまいます。
その点化学と物理は暗記量が少なくて済むため、浮いた時間を文系科目の暗記や勉強に充てられます。

また、数学が得意な人は化学と物理で得点を安定させやすいです。
どちらも数学の知識が必要になりますので、その延長と考えたら有利な科目といえます。
特に物理は数学の知識が明暗を分けるため、数学が得意な人こそ有利な科目になっています。

それに化学+物理を選んでおけば、すべての大学医学部を受験できます!
実は化学+生物の組み合わせだと、受験できない大学もあるんです。
化学+物理なら、色んな大学の受験対策ができます。
滑り止めも含めて幅広くカバー可能なので、悩んだ時はこの組み合わせがおすすめです。

ちなみに最難関といわれる東大理三ですが、9割の受験者が化学と物理を選んでいます。
難そう考えると、易度に関わらずベストな組み合わせといえるかもしれません。

問題文を読んで考察する方があっている人は生物の方がおすすめ

一方で暗記が得意な人や、問題文を読んで考察できる人は生物が向いています!

生物の試験はどの大学も問題数が少ないものの、長文の問題を出題する傾向にあるんです。
問題文をしっかり読んで考察すれば、かなり高い得点率をキープできます。
化学や物理にありがちな計算もほとんどありません。
長文を読むのが苦にならない人や、考察が好きな人なら、生物が重要な得点源になる可能性もあります。

また、化学や物理と比べて暗記項目が多いのも特徴です。
暗記といっても難しいことはなく、例えば要点をフラッシュカードにまとめ、空き時間に眺めるだけでも試験対策ができます。
古文や英単語の暗記に似ているので、記憶力に自信がある!という人は、迷わず生物を選びましょう。

まとめ

理科の選択科目についてまとめてみますね。

  • 基本的に化学と物理の組み合わせが有利
  • 暗記や考察が得意なら生物を選ぶ

化学+物理なら、どの大学医学部も問題なく受験できます。
数学の知識が求められる問題も多いので、勉強が無駄になりにくいにも魅力です。

その反面、暗記や考察が好きか、得意な人なら生物がおすすめです。
こちらは計算がほぼ無いので、基本的に覚えるだけで済みます。
ただし、化学+生物は受験不可能な大学もあります。
事前に志望校の試験科目をチェックして、最適な組み合わせを選びましょう!