選ばれしものしか入れない塾『鉄緑会』 とは?

東大進学に特化した進学塾『鉄緑会』とは?

医学部の中でも、最難関といわれているのが東京大学理科三類(東大理三)です。
偏差値も高く難関中の難関ですが、それでも目指す人は珍しくありません。

でも、普通に予備校へ通うだけだと、合格するのはかなり難しいのが実情です。
ただ、「鉄緑会」へ入塾できれば、東大理三の合格率を上げられるかもしれません。

鉄緑会とは、選ばれた人しか入れない、まさにエリートのための進学塾です。
入塾条件もかなり厳しいものの、東大理三の合格率が非常に高いので、志望生にとっては魅力の大きな塾といえます。
以下で特徴や入塾方法を紹介しますが、本当にその辺の塾とは一線を画しています。

引用:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO23151210W7A101C1000000/

鉄緑会の特徴

鉄緑会の特徴を紹介すると、次の4つがあります。

  • 授業の進行ペースが異常に速い
  • 膨大な量の宿題が出る
  • 東大理三の合格率が非常に高い(約3割が鉄緑会出身者とも)
  • 居残りが普通

他と一番違うところが授業の進行ペースです。
鉄緑会は本当に異常なくらい速くて、中学3年生の時点で高校の履修内容が全部終わってしまいます。
医学部は、高校3年生の春で全範囲が履修していれば十分です。

でも、中学のうちに終われば勉強する時間も沢山確保できますね。
ただし、宿題の量も多いです。
とにかく徹底して復習させるスタイルなので、宿題だけでも終わらせるのが大変な量になっています。

一方、こうしたスパルタ方式のためか、東大理三にたくさんの合格者を輩出しています。
東大理三の定員は基本的に100名ですが、そのうち3割が鉄緑会の出身者で占めているほど。
そう考えると、かなり高い合格率といえるんじゃないでしょうか。

普通の塾や予備校でも、ここまで合格者を輩出することはまずありません。
そもそも東大理三の合格者がいない塾なども多いので、鉄緑会の実績の凄さが分かります。

塾で居残りは珍しいかもしれませんが、鉄緑会はそれが当たり前です。
むしろ居残りしない生徒のほうが少数派で、ほとんどの人が残って学習しています。
本気度が伝わってきますね。

しかし、講師も居残りを前提に考えていますので、しっかり教えてくれます。
こうした背景があるからこそ、東大理三の合格率が高いともいえます。

鉄緑会に入る方法

以上の特徴を持つ鉄緑会ですが、東大理三に合格したい人には魅力が大きな塾かもしれません。
ただ、入塾は条件が非常に厳しくて、基本的に超が付く進学校の生徒以外は受け入れていないようです。

例えば桜蔭や開成などの各中学・高校が指定校に入っていますが、どちらも有名な進学校です。
鉄緑会は、こうした進学校の生徒が通っていますので、カリキュラムや教育方針もハイレベルなものになっています。

逆に有名な進学校以外の生徒は受け付けていないので、入塾できる人は限られます。
もし当てはまれば入塾を検討してもいいですが、そうでないなら医学部予備校を選ぶといいでしょう。

まとめ

以上鉄緑会についての解説でしたが、最後にまとめてみます。

  • 授業のペースが速い
  • 東大理三の合格者を多数輩出している
  • 入塾条件は非常に厳しい

東大理三は日本最難関の医学部ですが、運良く鉄緑会に入塾できれば、合格率が高まるかもしれません。
授業ペースも速いですし、膨大な宿題を通じて学んだところをしっかり叩き込めます。
ただ、本当に入塾条件が厳しいので、ほとんどの人には医学部予備校がおすすめです。