トップページ > インタビュー人物紹介 > マツバ製茶株式会社

インタビュー人物紹介


第十四回 マツバ製茶株式会社
2018年6月

マツバ製茶01リーフにこだわり、手間暇を惜しまない
おいしさと健康と一服の安らぎを


マツバ製茶株式会社
代表取締役会長 松葉隆夫さん
代表取締役社長 松葉晟司さん(茶専門経営士「茶匠」)

お客さまに「ノー」と言わない父に反発したことも。
社長になった今は「すごい」と思える。


マツバ製茶02 Q.どんな会社ですか?御社の成り立ちを教えてください。
 会長:昭和23年、父の松葉順作が創業しました。親父が東京のお茶屋さんへ奉公に出て修行を積んだ後、地元に戻って、現在の藤枝5丁目に店を構えたのが始まりです。当時、藤枝はお茶の集散地でね。東京で培った人脈を活かして、関東を中心に商売を広げていきました。

私がこの仕事を始めたのは19歳のとき。その2年後、親父が他界したのをきっかけに社長になりました。その後は、母とともに会社を切り盛りして、昭和53年6月に法人化。そして昨年4月、息子にバトンタッチしました。


Q.先代から教わったことは? マツバ製茶03
会長:ない…何もないです。親父の出張に1~2回、付いて行ったきりで、すぐに入院してしまいましたから。見て覚えろってことです。商売ってこういうものだと肌で感じました。

「若いのに大変だね」ってよく言われたけど、私自身、そう感じたことはなくてね。お袋とよく言っていたのは「やってダメだったら、やめればいいよ」って。できることしかできないからって、開き直れたことがかえって良かったのかもしれないです。

うちはお茶屋さんとしては歴史が浅いほうだったから、どこへ行っても新参者。相手に名前を覚えてもらうために、松葉商店の社名が入った法被と前掛けを身に付けて出かけましたね。


マツバ製茶04 Q.転機はありましたか?
 会長:親父がなくなる前に500坪の土地を購入する契約をしてくれていたことかな。
その後、5年間で何とか借金を返済して、その土地を売って今のこの場所に移転しました。

あとは、人に恵まれたこと。入社してすぐに親父が入院してしまったから、教えてもらう時間はほとんどありませんでした。右も左もさっぱりわからないなかで、当時のお得意さんからいろいろ教えていただきましたし、ピンチのときに助けてもらいました。


Q.会長であるお父さまから学んだことは? マツバ製茶05

マツバ製茶06

マツバ製茶07



社長:僕が入社したのは今から14年前、26歳のときです。学校卒業後、いくつかの職を経験しながらも、長男の使命として、いつかは家業を継ぐんだろうなと思っていました。

入社後、まずは工場でお茶づくりの流れを覚えました。父は現場に入らない人なので、しばらくはまったく接点がなかったです。

やがてお客さまのところへ一緒にまわるようになってから、父が周囲からどう見られているかを知るようになり、すごい人だなって改めて感じました。

会社の中にいると、現場で働いている人のほうがすごく見えてしまうけれど、注文をいただけるのは、お客さまとの信頼関係があるからこそで、自分が同じことをやるようになって初めて、なるほどなって気づかされることが多かったです。

――具体的に何が「すごい」と感じましたか?

とりあえず全部「イエス」なんですよ。以前、それで父と喧嘩したこともあるんですが、お客さまとの会話の中に「ノー」が一切ないんです。

僕だったら、現場の人たちのことを考えて「難しいです」って言いたくなってしまう。真似しろって言われても、なかなかできることではないですね。

――そのように意識されていますか?

会長:いや、別に意識はしてないよ。ただ、若い頃から先輩方にいろいろ教えてもらいながらやってきたから、立場上、ノーとは言えないんだよね。断らなきゃいけないと思っても、何とかしますって。そのまま今日までずっときています。


マツバ製茶08 Q.お茶づくりで大切にしていることは何ですか?
 会長:「いいものをお届けしたい」という思いから、大量生産せずに、少量を丁寧に手作りしています。

――いいものとは?

旨いお茶より、美味しいお茶です。美味しいお茶とは、何杯でも飲めて、飲んだ後、ほっと心を癒やしてくれる、そんなお茶です。決して高級茶とは限らない。あくまでも大衆的で、誰もが気楽に飲めて、喜んでいただけるお茶づくりを続けていきたいですね。


Q.マツバ製茶の「強み」は何ですか? マツバ製茶09
社長:大手さんと比べて、小まわりが利くことです。お客さまから依頼があれば、少量でも即対応。それこそ「ノー」とは言いません。困ったときにすぐそばにいる安心感を感じていただけるように努めています。

現場にいた頃は「どうすれば美味しいお茶がつくれるか」を突き詰めて考えていたけれど、今は「どうすれば注文が取れるか」「お客さまに選んでいただくにはどうしたらいいか」を常に考えるようになりました。社長になって立場が変わり、見え方が変わりました。


貴重なお話ありがとうございました。今後ますますのご活躍を期待しております。




会社概要

 マツバ製茶10 
会社名マツバ製茶株式会社
住所 〒426-0088
静岡県藤枝市堀之内1-14-1
TEL 054-641-3055
URL http://ocha-matsuba.com/
会社紹介
私たちマツバ製茶は「製茶問屋」として長年に渡り多くの皆様から多大なる信頼とご愛顧を頂いてまいりました。
今後も初心を忘れずに、より一層精進を重ね、安心・安全をモットーにより良い製品をご提供できますよう努力していく所存でございます。
  
 




主催者 焼津信用金庫 地域貢献部 まるせい千客万来事務局
〒425-8501 焼津市五ケ堀之内987番地 TEL:054-629-1137 FAX:054-629-1313 Mail:info@maruseisenkyaku.com
このサイトは、焼津信用金庫が運営していますが、内容については個別の企業の責任でおこなっています。