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インタビュー人物紹介


第八回 株式会社マルイリフードサプライ
2016年1月

マルイリフードサプライ『食』は笑顔の原点『食』は活力の源泉


株式会社 マルイリフードサプライ
代表取締役 寺岡 弘泰氏

お客さまも社員もほっこり笑顔になる
商品づくり、会社づくりを目指して


マルイリフードサプライ Q.どのような会社ですか?
  創業80年の歴史を持つ「魚卸」です。三代に渡り、焼津のマグロ漁業の発展とともに歩んできました。具体的には、マグロの卸し、冷蔵保管、加工をしています。
 大正時代、祖父である藤一が「丸入寺岡藤一商店」を創業。その頃は、角煮や蒲鉾をつくっていたようです。昭和33年、父である七郎が「丸入寺岡商店」として引き継ぎ、鮮魚を始めました。マグロのほかに、シイラやカジキなども取り扱い、加工に力を入れていたようです。
 昭和40年代には、父が冷凍食品なるものを開発しようと、お好み焼きの冷凍食品を試作していました。子どものときに試食した記憶があります。当時、そんなチャレンジをしていたところはなかったんじゃないかな。
 僕が15歳のときに父が亡くなりました。ちょうど高校の入学式の日でしたね。しばらくは母親が社長をして、僕が32歳のときに引き継ぎました。工場を移したり、取扱商品の幅を広げたり、さまざまなチャレンジをしています。


Q.お父さまとの思い出は? 
マルイリフードサプライ
 仕事人間の父で、家族でどこかへ行った思い出はあまりないかな。ただ、商売柄、食通の父に美味しいものをよく食べに連れて行ってもらいました。ステーキを食べたこともありました。
 表向きは華やかでしたが、内情はとても厳しくて、倒産の危機に何度も遭いながら、何とか切り抜けてきました。

—— お父さまから学んだことは?

 小さい頃は、焼津の市場に連れて行ってもらったり、中学生の頃は、工場でアルバイトをしたり、父の働く姿を見ることもありましたが、これといって学んだことはないかな。ただ、父がいないから、いやでも自分がいろんな場面で出て行かなくてはならない。むしろ、早くに亡くなったことで、善きも悪きも、いろんなことを教えてもらった気がしますね。



マルイリフードサプライ
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マルイリフードサプライ
 Q.ご自身の代になって、新たに始めたことはありますか?
  平成14年に「CI検討委員会」を設置し、翌15年に社名を株式会社丸入商店から現社名に変更しました。平成17年には、マルイリの美味しい商品を皆さんに食べてもらいたい、そして、ひとりでも多くの方に笑顔になってもらいたい、そんな思いを込めて、新事業として「志太食堂」(藤枝市青木)を始めました。当社のマグロやサバ、サンマなどを提供しています。
 当社の企業使命は「笑顔と活力を創造することで社会に貢献する」です。商品を食べてもらい、お客さまに笑顔になってもらうことが何よりのやりがいです。美味しいものの話題で、不快な気分になる人はいませんから。

—— 印象的な出来事や転機は?

 企業理念を「顧客第一主義」から「従業員第一主義」に変えました。私たちが大企業に勝つためにはどうしたらいいか。自分ひとりの力は知れています。社員一人ひとりに、100ある力を120発揮してもらうにはどうしたらいいか?そのためには、今までと一緒ではダメだなって思ったんです。
 そんなとき「いい会社を作りましょう」という本に出会いました。それを読んで、マルイリもこんないい会社にしたいなと思いました。社員が笑顔であいさつを交わす、気持ちのいい会社にしていきたいです。


Q.新商品「まぐろフレーク」について、誕生秘話をお聞かせください。 
マルイリフードサプライ
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マルイリフードサプライ
 静岡新聞社が運営する「47クラブ」というショッピングサイトがあり、そこから「新商品をつくりませんか」という話を持ちかけられました。僕らも何かしたいと考えていました。それをきっかけに着手しました。
 完成までに1年近くかかりました。いちばん苦労したのは、形状の選定です。「家庭でマグロの刺身をより美味しく食べてもらいたい」という想いを叶えるのが「フレーク」だったんです。
 例えば、ブロックやサクだと、食べごろの見極めに苦労します。また、解凍の仕方が悪いと、色が黒くなったり、死後硬直でゴリゴリに硬くなったり、せっかくの美味しいマグロが台無しになってしまいます。
 すべての魚が、鮮度がいいから美味しいわけではありません。マグロのように熟成させることで旨味が増す魚もあります。この「まぐろフレーク」は、一番美味しい状態を冷凍し、そのままご飯の上にのせるだけで、食べたい時に食べたい量を簡単に美味しく食べていただけます。
 さらに「漬けマグロ」も新発売しました。こちらも開発に苦労しました。醤油で赤身の色が黒くなってしまうんです。色が変わらないように、薄口醤油にしたり、出汁を加えたり、さまざまな創意工夫を凝らしました。
 次は「サク」で新商品をつくってくれと言われています。これまで避けてきた「サク」に挑戦です。これからまだまだ勉強をしないといけないなと思っています。


マルイリフードサプライ Q.今後の夢について教えてください!
  「社員第一主義」を企業理念に掲げながら、現状は満足できる広さの食堂もなければロッカールームもありません。そこで今、新社屋を建てることを計画しています。ゆっくり休めるスペースや、工場内での危険を回避できる設備など、社員一人ひとりが120%の力を発揮できるような施設にしたいと考えています。
 会社にとって、大きな出資であり、大きな転機となります。それに見合った売り上げを築いていかなければなりません。大きなハードルです。事業体系や内容を改善していかないと、利益率が追いつきません。今、必至になって取り組んでいます。
 新社屋に引っ越して、5年10年、利益を出していければ、そこでまた違ったビジョンを見出せる会社に成長できると思います。社員が笑顔でいられるような会社であり続けたいです。


貴重なお話ありがとうございました。今後ますますのご活躍を期待しております。




会社概要

 会社案内 
会社名株式会社マルイリフードサプライ
住所 〒425-0016
静岡県焼津市石脇下1306
TEL 054-629-1288
URL http://www.maruiri.co.jp/
会社紹介
まぐろと魚を知り尽くした、卸ならではの目利きで選んだ天然まぐろと素材と製法にこだわりぬいた焼津伝統の漬魚を、皆様の食卓へお届けします。
 企業情報ページ
 http://www.maruseisenkyaku.com/fishery/maruiri.html




主催者 焼津信用金庫 地域貢献部 まるせい千客万来事務局
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