インタビュー人物紹介


第七回 株式会社 共水
2015年10月

株式会社 共水~経営理念~
“3S”
『CS :顧客満足』『ES:従業員満足』『SS:納品業者満足』


株式会社 共水
代表取締役社長 片岡 征哉氏

どんなときも笑っていられる強い会社になりたい!
目指すは“100年企業”です


株式会社 共水 Q.どのような会社ですか?
  昭和30年、先代の父が創業しました。当時は海産物を扱っていました。その後、ウナギの餌となるサンマやアジを養鰻場に卸す会社を設立したのですが、コストが合わないことから、現在の養鰻業に着手しました。現在は、ウナギの養殖を主軸に、ウナギの加工から販売まで、ウナギに関わるすべての業務を手掛けています。

 創業当時、ウナギはどれも同じで、差別化されていませんでした。当社は日本で初めてウナギをブランディング化したパイオニア的な存在と言っても過言ではありません。以来30年、共水うなぎはトップブランドの地位を保守しています。


Q.経営理念を教えてください。 株式会社 共水
 共水の経営理念は“3S”です。『CS :顧客満足』『ES:従業員満足』『SS:納品業者満足』です。お客さまはもちろん、従業員や納品業者も、共水と知り合ってよかったと思ってもらえるように「共水とかかわるすべての人を幸せにしたい」というのが私たちの願いです。


株式会社 共水
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 Q.ターニング・ポイントはありましたか?
  昭和50年代のエピソードなんですが、元首相の奥様が麻雀が大好きで「麻雀大会の時に共水うなぎを振る舞いたいから送ってほしい」と直々に注文をいただいたんです。白焼きにしたものをラップして送りましたよ。舌の肥えた人からリピートが入ったことで、父も自信がついたようです。

 また、その頃、ウナギの老舗が集まる日本橋でも、共水うなぎが話題になりつつあって「片岡さんって変わり者がつくっているらしい」って(笑)。実際、取引先のウナギ屋さんからも「いくらコストがかかっても構わないから、共水うなぎをつくり続けてくれ」と特別扱いされるようになりました。ウナギのプロに太鼓判を押されたことで、私たちも研究に打ち込めました。

 ただ、ブランディング化に成功して、業界では有名になりましたが、業績は芳しくありませんでした。いい品をいい値で売っているのに、赤字になっていく…。そこから10年くらいは葛藤の日々でしたね。

 そんなとき、まるせいさんから『まるせい青年経営者クラブ』で、経営について勉強してみてはどうかというお話をいただいて…。それから勉強会に参加して、経営ノウハウについて学びました。おかげさまで立て直しに成功し、平成8年から現在に至るまで、黒字を継続しています。


Q.経営理念の「顧客満足」について教えてください。 

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 金融機関が顧客である企業の成長を一緒に考える『リレーションシップバンキング』という仕組みがありますよね。当社もそれに随分助けられてきました。そこで、私たちも同じように顧客であるウナギ屋さんたちとリレーションシップを図りたいと考えたんです。それが『共水会』というリレーションシップです。当社が事務局となり、さまざまな活動に取り組んでいます。

 手始めにカラーレーザープリンターを導入しました。当時としてはかなり高価な買い物でした。このプリンターとパソコンを使って、店ごとにオリジナルのメニューとポスターを作成して配布したんです。共水と付き合うと得をする、業績が伸びる、離れられない…。彼らが売り上げを伸ばせば、当社の利益につながる“Win-Win”の関係づくりです。



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 Q.「従業員満足」についてはいかがですか?
  会社はひとりでは成り立ちません。父と私では限界がありました。経営に行き詰まったとき、経費や人件費を削減するのではなく、正社員を登用して社員育成をしようと、人づくりに力を入れるようにしました。社員が育てば、私自身は新しい事業に着手するなど、会社を成長させるための次の一手を打つことができますから…。

 私はよく仕事をサッカーに例えます。仕事というボールをまわしながら、アイコンタクトを送り合い、ときには攻めたり、ときには守ったり…。全社員が一丸となって、同じゴールを目指す。サッカーも仕事もチームワークが大切です。

 当社には「社長だったらこうするだろう」と、私の采配を読んで動いてくれる社員や「社長に働かせたら、僕らは負けだよ」と後輩を教育する社員もいます。私はかけがえのない“宝”をもらったと思っています。

Q.「納品業者満足」についても教えてください。 株式会社共水
 納品業者とは、当社と取り引きのある水道屋さんや電気屋さんのことです。日頃から健全なお付き合いを大切にしています。万が一、災害にあったときでも、信頼関係が築けていれば、いちばんに駆け付けてくれると思うんですよ。



株式会社共水
 Q.今後のビジョンや夢を教えてください。
  創業60年が経とうとしています。取引先は100年を超える老舗が多く、どこも100年の年月を積み重ねてきたからこその落ち着きを放っています。長い歴史の中で、あらゆる社会変化に順応してきた強い会社です。

 私たちもどんなに厳しくても、どんなに苦しくても、いつでもニコニコ笑っていられる強い会社になりたい。目指すは“100年企業”です。私の代でどこまで成長できるか、変化を恐れず、挑戦し続けたいですね。

 …個人的には、150歳まで生きようと思ってるんですよ(笑)。100歳で引退して、残りの50年はゆっくり過ごしたいですね。



貴重なお話ありがとうございました。今後ますますのご活躍を期待しております。




会社概要

 株式会社共水9 
会社名株式会社 共水
住所 本社
〒425-0035 焼津市東小川3-8-12
養鰻場
〒421-0203 焼津市藤守2799-1
TEL 054-622-0292
URL http://plaza.across.or.jp/~seiya-k/
事業内容
養鰻、活鰻卸、加工品販売、品質研究 など
 企業情報ページ
 http://www.maruseisenkyaku.com/food/kyousui.html




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