【虎の巻其の三】医学部受験における『生物』の勉強法

医学部受験における生物の勉強法

医学部試験の生物は、暗記が求められる問題からから記述問題まで、幅広く出題されるのが特徴です。
得意な人なら高得点を狙えますが、小さなミスをすることも多い科目なので、しっかり基礎を固めることが必要になります。

でも、どうやって勉強したらいいか分かりにくいですよね。
もし生物の勉強法で悩んだら、次の3点を意識してみてください。

  • 単語とその意味もセットで覚える
  • 基礎学力レベルを引き上げる
  • 論述問題も解けるように勉強する

特に生物は単語と意味を合わせて覚えたり、知識問題を確実に解く学力が求められます。
以下で詳しく解説していきますが、行き詰まったら参考書も利用して学習してみましょう!

当サイトでは、医学部受験における化学の勉強法についても解説していますので、興味がある方はこちらの記事も是非ご覧ください。

単語を覚えるときは単語だけでなく単語の持つ意味も一緒に覚える

生物って満点を取るのが非常に難しい科目です。
いかに点を落とさず、高得点をキープできるかが求められます。
そのために必要なのが、単語を覚えることです。

生物は単語などの暗記が必須の科目ですが、点を落とす人の多くは間違った覚え方をしています。
実はただ単語帳を見て、単語だけを覚える勉強方法をしているパターンが多いんです。

確かに暗記が全てなので、単語を覚えることは大事です。
しかし、意味まで覚えなければ意味がありません。
もし単語を覚える時は、必ずその単語の意味も合わせて覚えるようにしましょう!

もっとも効率的な勉強方法は、やはり単語帳です。
でも、単語帳に単語を書いたら、一緒に意味をメモしておきましょう。
この単語帳を作っておけば、空き時間を有効活用できます。
少しずつでもいいので、しっかり勉強して単語と意味と覚えましょう。

知識問題を確実に解けるレベルまで学力を引き上げる

生物は知識が求められる問題もたくさん出題されます。
上で触れた単語の暗記はもちろん、基本的な知識も問われます。

他の理科の科目と同じく、しっかりと基礎を固めることが、知識問題で高得点を叩き出すコツです。
医学部の試験で大学の分野が出題されたり、専門知識を問われることはめったに無いので、高校で履修する範囲をしっかり復習しておきましょう!
勉強する際は要点をノートにまとめ、演習問題をこなすのがおすすめです。

高校の教科書レベルの知識が身に付いていれば、生物の基礎も十分固めることができます。
基礎がしっかりしていれば、医学部の試験でも大きく点を落とす可能性は低いです。
逆に教科書の内容も難しいと感じた時は、後述する参考書と合わせて学習を進めましょう。
いずれにしても、基礎を固めることが知識問題を攻略する一番の近道です。

基礎が確立できたら論述問題を解けるようにする

単語の意味を理解し、教科書の内容が理解できるようになれば、基礎はできたも同然といえます。
でも、この段階で満足しちゃいけません。

より確実に高得点をキープできるように、論述問題対策をしていきましょう!生物の論述問題は癖が強く、考察力が求められることもあります。
試験でのぶっつけ本番は避けたいところなので、参考書を使って慣れていきましょう。

論述問題は数をこなすことが大切です。
各問題の内容を読み解く力と考察する力、そして今まで積み上げた知識が問われます。
知識は学習で保管できますが、読解力・考察力は慣れて磨き上げていくしかありません。
このため、論述問題をたくさんこなし、慣れていくことが大切です。

生物を学ぶのにおすすめの参考書

生物は幅広い知識とスキルが求められるため、参考書を使って勉強することも必要になります。
以下に挙げる3冊は、いずれも医学部受験生必携といってもいい参考書です。
教科書だけでは不安がある人や、色んな問題をこなしたい人は、ぜひ使ってみてください。

エクセル生物

「エクセル生物」は、基礎を固めたい人にうってつけの一冊です。
本書のレベルは初心者~中級者ほどで、それぞれの分野ごとに丁寧な解説が書かれています。

紙面はオールカラーなうえにイラストや写真も多用されていて、見やすい構成になっているのも魅力です。
直感的に理解できるよう工夫されていますので、迷ったらまず買うべき参考書といえます。

掲載されている演習問題の難易度も低く、生物を始めたばかりの初心者~中級者向きになっています。
基礎を固めた人には物足りないかもしれませんが、本書を復習に使用するのもおすすめです。
価格も千円以下と非常にお手頃なので、お財布に優しいのも嬉しいところですね。

2020 実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物

基礎から応用までの問題集を一冊で済ませたい人は、「2020 実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物」を使ってみましょう。
本書は難易度別に演習問題がカテゴライズされているうえ、掲載問題数が非常に多いです。
難易度も初級~上級と幅広いので、自分の学力を確認したい時に使うのもおすすめです。

使い方は人それぞれですが、まず標準レベルの問題を解き、その後応用問題に挑戦すれば無駄がありません。
基礎固め段階だと難しく感じるかもしれないですが、教科書をひと通り終わらせた人なら十分解けるレベルです。
ちなみに価格も安く、千円以下で販売されています。

大森徹の生物 記述・論述の解法

記述や論述問題の対策をしたい人には「大森徹の生物 記述・論述の解法」が最適です。
本書は難易度が少し高く、基礎を終わらせた人向けの内容になっています。

しかし、基礎からステップアップするには最適で、特に記述・論述問題の対策をしたい人におすすめです。
受験が近づいてきたら、ぜひ本書に挑戦してみましょう。

掲載されている問題はいずれも良質で、問題数自体も多めです。
難関大学レベルなので難易度は高めですが、スラスラ解けるようになったら生物は万全、といえますね。

価格は千円台で、サイズも小さいことから持ち運びにも向いています。
鞄の場所を取らないので、学校に持っていって取り組にも最適な一冊です。

まとめ

以上が生物の勉強方法のコツですが、要点をまとめてみます。

  • 単語と意味を合わせて記憶する
  • 知識問題を確実に解けるレベルまで基礎を固める
  • 基礎を固めたら論述問題に挑戦する

特に重要なのは単語の意味を覚えることと基礎固めです。
それができたら、論述問題へチャレンジしましょう。

上記で紹介した参考書は、生物を学習したい人におすすめです。
基礎から上級者向けまで、幅広く揃っていますので、学習のお供に使ってみましょう。