
医学部は独学で合格できるのか?
医学部は難関学部の一つですが、独学で一生懸命勉強している人も中にはいます。
実際にそれで合格を勝ち取っている人もいますし、ネット上では色んな勉強法が公開されているので、参考にする人も少なくありません。
じゃあ、誰もが独学で医学部を合格できるかというと、世の中そんなに甘くは無い……。
むしろハードルが一気に上がるといってもおかしくありません。
もし独学で医学部合格を目指す場合、いくつかのメリットは受けられます。
例えばマイペースに勉強ができる点や、予備校や塾、家庭教師などの費用がかからない点がメリットです。
特に自分のペースで勉強できるのは魅力で、のんびり学習したり、モチベーションが高い時に勉強したりもできます。
費用も参考書代程度で済むので、お金の節約にもなりますね。
しかし、独学で医学部に合格するのは難しいと考えておいてください。
理由は以下で詳しく触れますが、止めておいたほうが賢明です。
普通の人ならまず無理でしょう。
医学部に独学で入学するのが難しい理由
独学で合格を勝ち取るのが難しい理由は、学習方法やモチベーションが影響します。
特にモチベーションの維持が難しいでしょう。
自室で延々勉強する自分の姿を思い浮かべてみてください。
それが医学部受験までずっと続きます……さて、モチベをずっと維持できるでしょうか?
きっと、ほとんどの人は無理です。
隣にライバルでもいればお互いに良い影響を受けられますが、独学は孤独との戦いになります。
孤軍奮闘という言葉がカッコいいんですが……現実はそう甘くありません。
独学する人は、そもそもの勉強方法が分からず、間違った方法で勉強している場合も多いです。
全然勉強が進まず、かえって効率が下がる場合もあります。
それに受験に関する情報が不足しますので、自分の学力レベルが分からず、他者と比較できないこともネックになりますね。
そのため、独学で医学部に合格するのは非常に難易度が高いんです。
そして小論と面接の対策ができません。
特に大変なのは面接対策ですね。
親や担任を相手に練習しないといけませんし、的はずれなアドバイスしか貰えないかもしれません。
独学で合格する可能性がある人とは?
逆に独学で合格の可能性がある人は、超ハイレベルな進学校出身の人か、難関の国立・私立で理系学部出身の人くらいです。
文系の人でも、難関の国立校出身かつ現役時代に理科・数学がトップレベルだった人なら、可能性はあるでしょうか。
該当する人達は元々の学力が非常に高いですし、これまでの経験で効率的な学習方法を身に付けています。
独学での合格も現実的なレベルです。
それ以外の人は、独学で合格するのはかなり厳しいとしかいえません。
よほど地頭がいいなら可能性もありますが、かなりハードルは高いです。
高校のレベルも学力も普通、という人は、独学なんて考え自体捨て去ったほうがいいかもしれません。
まとめ
ネット上では独学で医学部に合格した成功体験談も見かけますが、その裏に数多くの失敗談があることを忘れないでほしいです。
本当に「無理ゲー」レベルなので、甘い誘惑に誘われないように注意してください。
マイペースに勉強できる点や、費用を抑えられる点は本当に魅力です。
しかし、モチベーションが続かないなど、他のデメリットが多すぎます。
医学部予備校か大手予備校に通うか、医学部受験に強い塾を選ぶことを真剣に考えてみましょう!